蔵の歴史
明治8年創業。群馬県東部、太田市新田木崎町に位置する山崎酒造は、新潟出身の先祖が杜氏として群馬に働きにでていたことから、この地に蔵を構えたのが始まりとされています。
現在は県内酒蔵と共同醸造の形をとり、山﨑久美子専務を中心に酒のコンセプトやラベルデザイン等の企画を行っています。使われなくなった蔵を改装し、文化的側面から日本酒を広める活動にも積極的に取り組んでいます。
明治8年創業。群馬県東部、太田市新田木崎町に位置する山崎酒造は、新潟出身の先祖が杜氏として群馬に働きにでていたことから、この地に蔵を構えたのが始まりとされています。
現在は県内酒蔵と共同醸造の形をとり、山﨑久美子専務を中心に酒のコンセプトやラベルデザイン等の企画を行っています。使われなくなった蔵を改装し、文化的側面から日本酒を広める活動にも積極的に取り組んでいます。
太田市新田木崎町に位置する山崎酒造。「お酒を飲まない人にも楽しんでもらえる酒屋」がコンセプト
山崎酒造で販売している代表銘柄は「日本譽(にほんほまれ)」、「太平記の里(たいへいきのさと)」、そして「誠の心(まことのこころ)」の3ブランド。濃厚でキレのよい昔ながらの素朴な味わいで、食中酒として幅広くお楽しみいただけます。
お酒自体を広めていくのはもちろんですが、山崎酒造は「お酒を飲まない人にも楽しんでもらえる酒屋」をコンセプトに掲げ、様々な取り組みを行っています。
昔ながらの穀蔵はカフェとして改装。コーヒーやお酒を楽しめるほか、日本酒文化を伝える「蔵ゼミ」やコンサート等のイベントを開催するなど、文化的側面から日本酒の伝承に取り組んでいます。蔵の一室は「おおたまちじゅう図書館」として誰でも利用できる図書スペースとなっており、趣のある建物で非日常な時間をお楽しみいただけます。
穀蔵を改装したカフェ。コーヒーやお酒を楽しめる
蔵を改装するという新たな取り組みは、「造り手の心を大切にしたい」という山﨑専務の想いから生まれました。専務自身は直接製造には携わっていませんでしたが、蔵人が夜中も手間をかけてお酒を造っている様子を長年そばで見てきました。造り手の想いを誰よりも知っているからこそ、できるだけ多くの人に日本酒を、「丁寧に大切に味わってほしい」と願っています。
蔵でのイベント等を通し、日本の昔からの風習や伝統文化と合わせて日本酒の役割や重要性を語り継いでいきます。
今後は、カフェや図書館に続き、お茶室や展示スペースなど地元の人たちが自由に使える場として活用できるよう、色々なものを私たちが整えていければと思っています。
酒の売上を伸ばしていきたいというのはもちろんですが、文化的側面から日本酒の良さを伝えていくなど、“山崎酒造だからできること”をしていきたいという想いがあります。これからも自分たちのやり方で群馬の地酒向上に一役買えれば良いなと思っています。